親子で観劇!

主に、観劇大好き(四季ミュージカルが多いですが、なんでも観る)の私と娘(小2)の観劇記録です。演劇好きな方、仲良くしてくださいね。

子どもミュージカルは年齢別で発表会をすべし

ミュージカル、演劇はそもそも多様な年齢層の登場人物が登場するほうが自然です。そのほうが作品としてはおもしろいかもしれません。

でも、子どもの情操教育として演劇を上演するなら子どもの年齢は分けたほうがいいと個人的には思います。(商業演劇ではなく、子どもの教育としての演劇の場合)

というのは、例えば小学校低学年と中学生とでは身体、精神、まったく違います。かたやまだ幼児に近く、かたや大人に近いです。となると、歌える楽曲、踊れるダンスのレベルにかなりの差があります。

それなのに、一緒に1つの舞台にでると以下のようにならざるを得ません。

・できないことが多い小さい子は、小さい子としての役割しか与えられず、出番が少ない。

・みんなでダンスする際、小さい子に合わせてダンスのレベルが下がり、大きい子には挑戦にならない。

・演劇の内容自体、小さい子に合わせて大きい子にとっては子どもっぽいと感じられる内容になる。

 

一方で、大きな子が小さな子の面倒が十分みられるなど、いい点もあると思います。しし、お互い差が大きいのに合わすことで実際は中途半端になってしまうように思います。

年齢の幅を狭く設定すると、子どもたちにその年齢で挑戦できる最上のことを思いきってやらせることができます。また、そうすることで、多くの子に活躍の場が与えられると思います。

思春期以降の子たちなら、児童文学より、大人になりつつある等身大のティーンを主人公にした内容のほうがみていてもおもしろいです。その時、その年齢だからこそ向き合える役やテーマがあるんじゃないかなと思います。まさに等身大の役はなつ輝きは特別です。