2019年1月1日映画『グリンチ 2018年アメリカ』
1日は映画の日なんで、初詣ではなく映画に。
去年から観たかったクリスマス映画「グリンチ」。
【作品概要】
クリスマスというよりも、他人の幸せそうな姿がキライなひとりぼっちのグリンチ。アメリカではクリスマスのおなじみのキャラクターだそうです。
内容は親しみやすい、安心して子供に見せれる「クリスマス・キャロル」ですね!
グリンチの吹き替えは大泉洋さん。グリンチに外見も似ているから実写もいけそう。
演技力に定評のある大泉さんを配したのは内容を見ると納得。
子供映画には珍しいくらい主人公であるグリンチの内面を丁寧に描いています。
孤独なキャラクターだけにとにかく独白、心の声が多く、表情ゆたか。
子供に伝わりやすいよう、設定は単純明快。グリンチは孤児で、他の子供が幸せそうにクリスマスをすごしているのに、いつもひとりだったというだけ。リアリティもたせるための詳細な設定がない。そこがいいと思う。
例えば、グリンチの両親は事故で亡くなったとか、孤児院でも友達いなかったとか、いろいろ言われると子供は情報を処理できないで混乱する。子供にとってはこれくらい簡素な設定のほうが、最終的にグリンチにおとずれた変化が分かりやすいと思う。大人には物足りないんですけどね。子供に感じてもらうことが大切なので、それでよしでしょう。
因みにうちの娘はミュージカル教室で練習している演目に登場する孤独な少女とグリンチを重ねていました。
彼女の感想は以下の通り。
グリンチはプレゼントをぬすんだけど、あやまったのがえらかったです。
おんなのこがグリンチのこころをかえてすごかったです。
すごくすばらしかったです。
どうしてかというと、とてもやさしかったからです。
ちゃんとテーマは伝わったようで、よかった。
もちろん、デズニーアニメらしく、動物キャラ、忠実な犬のマックス、トボけたおデブちゃんトナカイのフレッドの活躍はかわいらしく、ほっこりします。
フーの村のハッピーなクリスマスの光景もかわいい、楽しい、きれいでした。